【海外送金サービス】現時点の「Revolut」の注意点・問題点を共有します!【外貨両替・海外送金無料ツール】

どうも、Yuma(ユーマ)です!

私は現在、2022年末に家族(嫁・娘)とマレーシアへ移住するために準備を進めている30代男です!



突然ですが、外貨両替や海外送金などが完全無料で行える「Revolut」はご存じでしょうか?

イギリスのフィンテック企業が提供するサービスですが、海外送金サービスで有名なあの「WISE」よりもお得に外貨両替などが利用できます。

ちなみに、Revolutに関して詳しく解説した記事がありますのでご参照ください。

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【Revolut】の提供サービスすごすぎます!【海外移住者なら必見】 今回の記事では、両替&海外送金が完全無料の「Revolut」と呼ばれるサービスをご紹介しています!海外移住者必見の内容ですので、是非読んでみて下さい!



私自身これまで、海外移住準備として海外証券口座へ資金を移管したりなど様々な用途で「Revolut」を使ってきましたが、いくつか大きな問題点に直面したことがあります。

そこで、本記事では、海外送金サービス「Revolut」の問題点や注意点について共有させていただこうと思います!



この記事を読めば、

・Revolutの一般的概要
・これまでのRevolutの問題点
・それらに対する対応策

が分かります!



それでは、どうぞ!

目次

海外送金サービス【Revolut】って何?

概要

「Revolut」とは、イギリスで開発されたデジタル銀行/海外送金サービスです。

2015年にサービスが開始され、既に利用者は1800万人以上を突破しており、主にヨーロッパを中心に人気があります。

サービスが開始されて7年近く経っていますが、日本に上陸したのはここ数年前のことです!

スマホ1台で外貨両替を始め、送金や海外ATMを手数料無料で利用できたり、デビットカードとしても使うことができ、海外移住するなら必ず知っておくべきサービスです!



特筆すべきは、外貨両替や海外送金が無料という点です。

月額費無料のスタンダード会員でも、月々75万円までの外貨両替・海外送金であれば完全無料です。

外貨両替する際は、「TTMレート」ですのでスプレッド(手数料)がありません!

TTMレートとは、金融機関が為替取引をする際に基準とするレートであり、「仲値」とも言います。TTMレートに手数料を足したのがTTSレートやTTBレートと呼ばれ、空港や銀行で両替する際に用いられているレートです!

TTMレートなので、スプレッド等が含まれていない最もお得なレートで両替できるということです。

一方、直接銀行で外貨両替する際は、手数料が含まれているTTSレートなので不利ということですね。



現時点で海外送金できる国は合計30か国です。

海外送金サービスで有名な「WISE」と比べて、「Revolut」は比較的新しい海外送金システムサービスなので、海外送金可能国を増やしている最中です。

詳しくはヘルプページを参照されることをおススメします。

デビットカードも利用可能

「Revolut」に会員登録すると、以下のデビットカードが登録住所宛てに送付されます。

このデビットカードで、海外ショッピングなどに使うことができます。

スマホに専用アプリをダウンロードすると、外貨両替や海外送金など様々なサービスを利用することができます。



また、Revolutでは、以下の3つのプランが用意されています。

■ スタンダード会員【0円】
プレミアム会員【980円/月】
メタル会員【1,800円/月】



各プランの特徴を以下の表に整理します。

項目スタンダード会員プレミアム会員メタル会員
会費0 JPY/月980 JPY/月1,980 JPY/月
両替限度額750,000 JPY相当まで無制限無制限
海外ATM引出限度額25,000 JPYまで/月50,000 JPYまで/月100,000 JPYまで/月
海外送金
ワンタイムバーチャルカード
グローバルエクスプレス配送×
優先カスタマーサポート×
LoungeKeyパスへのアクセス××
無料空港ラウンジパスなし遅延した場合、本人含め2名まで無料ラウンジの利用遅延した場合、本人含め4名まで無料ラウンジの利用

手数料無料で外貨両替可能!

一般的に、ある通貨から別の通貨に外貨両替する際は、為替手数料が発生します。

その為替手数料が両替する金融機関の利益になるわけですが「Revolut」であれば完全無料です!



ただし、以下に示す条件を満たした場合のみ、手数料が無料となります。

ニューヨーク時間の日曜日18:00からニューヨーク時間の金曜日17:00まで

逆に、上記の時間帯以外(週末)であれば、1%の為替手数料が発生します。



スタンダード会員では、月に75万円までという上限額が設けられていますが、プレミアム・メタル会員は無制限です。



「WISE」でさえも約0.6%の手数料が発生しますが、「Revolut」ではこの手数料が一切かかりません!

【参考】1,000,000 JPYの送金で約6,000 JPY(=約0.6%)の手数料(WiseのHPより)



ちなみに、私の場合、ある程度まとまった金額を短い期間で海外証券口座へ資金移動したかったので、プレミアム会員に登録しています。

プレミアム会員になっても、すぐに解約することができるのでとても便利です。

世界中どこでも引出し可能!

VisaあるいはMastercardが使えるATMでは、海外のすべての端末から現金を引き出すことができます!
(ただし、一部のATMでは手数料が請求されるのでご注意ください)

日本国内の場合は、「イオン銀行」のATMのみとなっています!



海外旅行の際も、現地に着く前に「Revolut」内で両替をしておいて、現地に着いてATMで引き出せば、空港等で両替するよりも圧倒的に安いです!



ちなみに、海外のATMで引き出す際に、「両替あり(with conversion)」「両替なし(without conversion)」と表示される場合があります。

その際は、必ず「両替なし(without conversion)」と選択してください!

両替ありを選択すると、Revolut内に入っている円を現地通貨に自動で両替してくれますが、この時に適用される為替レートはかなり悪いです!

海外ATMを利用する場合は、渡航前に必ず両替をしておいて、現地通貨で引き出すことを覚えておくことが大切です!



ただし、会員によって上限額があるのでご注意ください。

Revolutユーザーであれば全世界に送金可能!

ユーザー間であれば、無料で即送金することができます。

つまり、世界中どこでも無料送金可能ということです。



海外の金融機関等に送金する場合は、各プランによって異なります!

項目スタンダード会員プレミアム会員メタル会員
送金限度額750,000 JPY相当まで無制限無制限
RevolutのHPより

上記の限度額を超えて送金すると、送金額の0.5%の送金手数料が発生します。

両替に加えて、送金においてもスタンダート会員であれば月額75万円までと設定されています。

急ぎでなければ、スタンダード会員でも問題ないと思いますが、そうでなければプレミアム会員以上をおススメします!

ちなみに、国内の金融機関等に送金するの場合、各プランによって無料枠が設定されています。

項目スタンダード会員プレミアム会員メタル会員
送金限度額1,000,000JPYまで/月1,000,000JPYまで/月1,000,000JPYまで/月
国内送金回数月5回まで無料月10回まで無料月15回まで無料
RevolutのHPより

上記の限度額および回数を超えて送金すると、送金額の2%の送金手数料が発生します。

いずれにせよ、為替手数料や送金手数料が発生する際は、手数料が画面に表示されるので注意して見てください!



ちなみに、Revolutの概要や登録・送金方法などは以下の記事でまとめています。

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さて、ここまでRevolutの概要について簡単に説明してきました。

Revolutの注意点・問題点

至れり尽くせりの海外送金サービスですが、一方で注意点や問題点がいくつかあります。

❶ ルーピング行為の禁止
❷ チャージする際は細かく・間隔を空ける
❸ 1回あたりの取引限度額は100万円まで
❹ 口座凍結された(実体験)

❶ ルーピング行為の禁止

ルーピングとは、以下の行為を指します。

デビットカード等で資金追加後、発行元である銀行口座へ送金する行為



多くのデビットカードでは、決済額の1%前後のポイント還元を受けられます。

上記の行為を行う目的は、多額のポイントを受取るためです。



Revolutの個人利用条件に、以下のように記されています。

Revolutの個人利用条件より



規約にもはっきりとルーピング行為は記載されています。

仮に、ルーピング行為が見つかった場合、最悪アカウントの永久停止処分を受ける可能性があります。



参考までに、先日の記事で紹介した海外移住者向けの資産運用法として私が推奨している方法を基に、「ルーピング」に該当する行為を説明します。

■ 楽天銀行デビットカードでRevolutへチャージ、その後Revolutから楽天銀行へ国内送金
■ 楽天銀行デビットカードでRevolutへチャージ、その後IB証券へ海外送金しIB証券で円転をして楽天銀行へ海外送金

上記の行為は、いずれもルーピング行為に当たります。

IB証券で円転して海外送金しているので一見良さそうに見えますが、間接的に楽天銀行へ送金しているためルーピング行為に該当することになるのです。



何度も言いますが、ルーピング行為と発覚した場合は最悪アカウントの永久停止処分です。

二度とRevolutのサービスを利用することはできなくなるのでご注意ください。

チャージする際は細かく・間隔を空ける

Revolut内へチャージをする際は、デビットカードあるいは銀行振込のみしか対応していません。

クレジットカードでもチャージをすることは可能ですが、これらの資金はショッピング等でしか利用できず、外貨両替や海外送金することはできません。



そして、デビットカードでチャージをする際、時々チャージできなくなる不具合が発生します。

これは、1日あるいはそれ以下の期間でチャージできる金額が決まっているためです。

ユーザー毎、または使用頻度によって異なっていて、ユーザー側でチャージ限度額を知ることはできません。



したがって、

0分後:2万円チャージ(成功)
10分後:2万円チャージ(成功)

20分後:2万円チャージ(失敗)

という症状を何度も経験することになります。



毎日チャージしていれば徐々に上限額が上がっていくようですが、明確な規定は不明です。

このような場合は、時間を空けて再チャレンジするか、あるいは2万円未満で再チャージすることをおススメします。

いずれにせよ、チャージする際は細かく、時間を空けて実行するようにした方が良いです。

1回あたりの取引限度額は100万円まで

Revolutの規則には、取引毎の限度額が1回あたり100万円までと規定されています。

この取引は、Revolutへチャージをしたり、外貨両替、海外送金などがそれに当たります。



つまり、1回あたりのチャージ上限額が100万円であったり、1回あたりの両替上限額が100万円だということです。



この事実を知ったのは、FIRE系Youtuberで有名なGenkiさんのツイート内容です。

Genkiさんによれば、

■ 楽天銀行からRevolutへ500万チャージ(銀行振込)
■ Revolut側で拒否
■ 楽天銀行に組み戻すための手数料(880円)を払って、500万円の返金手続き

ということらしいです。



銀行振込の場合、デビットカードでのチャージとは異なり、Revolutに一旦送金することができてしまいます。

その結果、Revolut側で拒否ということになれば、再度銀行へ組み戻すための手続きが必要になるわけです。

デビットカードでのチャージであれば、実際にお金が振り込まれる前に拒否されるため、上記のようなことは起こらないのですが、銀行振込の場合、注意が必要です。



そしてRevolutで拒否されたのは、恐らく1回あたりの取引限度額100万円を越えてしまったからだと思われます。

私自身半年以上使っておきながら、恥ずかしながらこの事実を知りませんでした。

したがって、必ず1回あたりの取引金額は100万円以下にして、銀行振込を使う際はできるだけ少額でチャージするようにした方が良いと思われます!

口座凍結された(実体験)

私はこれまで半年以上使用してきましたが、一度だけRevolutの口座が凍結してしまいました。

実際に凍結されるまでの経緯を簡単に示します。

5/5 250,000円チャージ byデビットカード
5/6 200,000円チャージ byデビットカード
5/7 500,000円チャージ byデビットカード
5/8 500,000円チャージ byデビットカード
5/9 500,000円チャージ byデビットカード
5/10 200,000円チャージ⇒100,000円をチャージしようとした時、口座凍結

※それまでのチャージ総額は約1,000万円

そして、その後「連日にわたりチャージした金額の収入源が何かを具体的に書類を提出して提示していただきたい」というメッセージが届いていました。

昨今、マネーロンダリング等の問題からかなり厳しくなっているようで、一定の金額?をチャージしたユーザーはこのような対応を取らなければならないようでした(すくなくとも凍結時点の話)。



したがって、以下の書類をすぐに準備しました。

・会社の給与明細
・取引履歴明細証明書
・残高証明書(英文)



チャージした収入源は会社の給与だったので、会社の給与明細、そして楽天銀行から発行してもらう取引履歴明細証明書と残高証明書の3点を用意しなければいけませんでした。

個人情報のため、文字を塗りつぶしていますが、以下の点に留意してください。

・会社の給与明細:振り込まれた日付と振込額が確認できる
・取引履歴明細証明書(印付き):会社の給与明細に一致した日付と振込額が確認できる
・残高証明書(印付き):凍結時点の楽天銀行口座の残高証明書

チャージ額全ての収入源を示す必要はなく、会社の給与であれば1か月分だけで良いとのことでした。

また、楽天銀行から発行してもらう書類2点(取引履歴明細証明書、残高証明書)は、印付きの公式なものでなければいけません。

したがって、1通当たり524円を支払って、紙ベースで取り寄せる必要がありました。



上記の書類が用意できたのは口座が凍結されて1週間後の5月17日でした。

すぐにアップロードをして、翌日の午前中に解除されました。



凍結された時点で、口座内には数百万円以上残っており、それまでの間何もすることができませんでした。

結果的には解除されたので良かったですが、1週間もの間、何もできないのは精神的にきつかったです笑



さて、ここまでRevolutの注意点や問題点について言及してきました。

次章では、4番目に対する対応策を説明していきます。

口座凍結に対する対応策

前章では4つの注意点に言及してきましたが、特に4番目の凍結について有効な対応策は以下です

Revolutの口座残高は、常に最小限にとどめておく



どのタイミングで凍結されるか、正直分かりません。

チャージ上限額などがユーザー側で分からないように、凍結される基準も不明です。

したがって、我々ユーザー側としてできることは、口座残高を常に最小限にとどめておくことくらいしかできないかと思われます。



例えば、10万円チャージしたら、またチャージをするのではなく、一旦両替をして海外送金をして口座内を空にして後に、またチャージする。のようにです。

私の場合は、総額1,000万円前後で凍結になりましたが、他の人でも同じ基準なのか不明です。



口座を凍結されたら、精神的にはかなりきついと思われますので、精神的な被害を最小限に食い止めるという意味でも、口座内の残高は常に少なくしておいた方が賢明です。

さいごに

外貨両替、海外送金が完全無料で利用できるRevolutですが、利用する上で気を付けるべき注意点や問題点はいくつかあったので、本記事で共有させていただきました。

これからご利用される方は、本記事が参考になれば大変幸いです。



今回の記事では、海外送金サービス「Revolut」の問題点や注意点について解説しました!

それでは、またお会いしましょう!

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この記事を書いた人

👨33👩36👧5y-oの3人家族でマレーシア、クアラルンプールに在住丨2021年にコーストFIRE達成⇒大手ゼネコン退職⇒22/12に現地採用でマレーシア移住🇲🇾✈丨海外移住全般&海外移住者向けの投資情報を発信丨趣味語学、学生時代TOEIC985点丨■ X(旧Twitter) : https://twitter.com/ecofamiii ■インスタ: http://onl.bz/WRv7zY

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