【海外送金サービス】WISEとRevolutを徹底比較!手数料はどちらが安い?!【海外在住者必見!】

どうも、Yuma(ユーマ)です!

私は現在、2022年末に家族(嫁・娘)とマレーシアへ移住するために準備を進めている30代男です!

海外旅行や海外赴任、留学など海外へ行くと、必ず悩む問題が「海外送金」です。

短期の旅行であればまとまった金額を両替するだけで済みますが、中・長期だと他の方法も考える必要が出てきます。



そこで、今回の記事では、海外送金サービスで有名な「WISE」と「Revolut」について徹底比較しました!

両社は手数料が非常に安いことで有名ですが、実際にどのくらい安いのかについても解説しているので、是非読んでみて下さい!



この記事を読めば、

・WISEとRevolutの概要
・海外送金にかかる手数料
・海外送金額に応じた手数料一覧

が分かります!



それでは、どうぞ!

目次

WISEって何?

概要

「WISE」とは、2011年1月に創立された海外送金サービスなどを提供する会社で本拠地はロンドンにあります。

世界8か所に支店があり、日本ではWISE JAPANが関東財務局より資金移動者として免許登録されている信頼できる会社です。



2011年創立時は「TransferWise」という名前でしたが、2021年3月より社名を現在の「WISE」へ変更しました。

「WISE」を使って何ができるかというと、格安で海外送金することができるということです!

そのため、「WISE」は最も有名な海外送金サービスの1つとして、多くの方に利用されています。

「WISE」の利点

海外送金手数料が圧倒的に安い

冒頭でも挙げたように、他の金融機関と比べて海外送金手数料が圧倒的に安いです。

通常、金融機関等で海外送金する際は、手数料が非常に高いです。



例えば、メガバンクの三井住友銀行で100万円分の送金を実行すると、手数料は約12,000円です。

一方で、WISEでは約6,000円と2倍以上違います。



そもそも、なぜ「WISE」は格安で海外送金を実現できているのか。

それは実際には海外送金していないから、というのが答えになります。



例えば、日本と米国の2か国間の関係を考えてみます。

日本では、アメリカに50万円分送金したいと考えているAさんがいるとします。

一方でアメリカでは、日本に50万円分送金したいと考えているBさんがいるとします。



そこで、日本では、まずAさんの日本口座から50万円分が引かれて、日本にあるWISEの口座へ移されます。

一方で、米国では、Bさんのアメリカ口座から50万円分がひかれて、アメリカにあるWISEの口座へ移されます。



そして、その後は、日本のWISE口座からBさんの日本口座へ50万円分入金されます。

一方で、アメリカのWISE口座からAさんのアメリカ口座へ50万円分入金されます。

そうすることで、実際は日本国内、アメリカ国内で送金しただけなのに、AさんやBさんにとってみれば海外送金をしたような形に完結しています。



これが「WISE」が格安で海外送金手数料を提供できている理由です。

このように両国間での需要をマッチングさせて、必要最低限のお金しか海外送金しない方法をとっているため、手数料が非常に安いのです。

ネットで完結

当サービスに登録するためには、スマホ、そして書類のアップロードのみです。

わざわざ銀行の窓口に赴く必要も全くありません。



支払いは日本の国内口座に振り込むだけなので、ネットバンキングで完結します。

一昔前であれば、銀行へ足を運び、色々な書類を用意しなければなりませんでしたが、WISEではその必要は全くないということですね。

海外渡航後も利用可能

当サービスに登録すれば、日本にいなくても自由にスマホ一台あれば送金することができます。

一般的な日本にある金融機関は、海外移住をすると「非居住者」という扱いになることが多いため、口座の維持や取引すること自体ができなくなってしまいます



しかし、そもそもWISE自体はイギリス本社のため、非居住者に関係なくサービスを利用することができます。

サービス利用国が多い

現在、送金することができる国の合計が約80か国です。

これは、後に説明する「Revolut」より倍の数です。

マイナーな国へ送金する際にも、網羅されていることが多いのでかなり使い勝手が良いですね!

Revolutって何?

概要

「Revolut」とは、イギリスで開発されたデジタル銀行/海外送金サービスです。

2015年にサービスが開始され、既に利用者は1800万人以上を突破しており、主にヨーロッパを中心に人気があります。

サービスが開始されて7年近く経っていますが、日本に上陸したのはここ数年のことです!

スマホ1台で両替を始め、送金や海外ATMを手数料無料で利用できたり、デビットカードとしても使うことができ、海外移住するなら必ず知っておくべきサービスです!



特筆すべきは、両替手数料の安さです。

完全無料のスタンダード会員でも、月々75万円までの両替であれば完全無料です!(イギリスの平日時間帯のみ)

さらに、両替する際は、「TTMレート」ですのでスプレッド(手数料)がありません!

TTMレートとは、金融機関が為替取引をする際に基準とするレートであり、「仲値」とも言います。TTMレートに手数料を足したのがTTSレートやTTBレートと呼ばれ、空港や銀行で両替する際に用いられているレートです!

Revolutの場合は、TTMレートですので、手数料が含まれていない最もお得なレートで両替できるということです!

逆に、直接銀行に行って両替する際は、手数料が乗っているTTSレートなので不利だということですね!



ただし、送金できる国は、さきほどのWISEよりも少なく、現在では合計30か国となっています。

WISEよりは比較的若い送金システムサービスなので、海外送金可能国を増やしている最中ですが、詳しくはヘルプページを参照されることをおススメします。

「Revolut」の利点

「Revolut」に登録すると、こんなカードが登録住所宛てに送付されます。

これはVisaデビットカードで、普通の買い物に使う事ができます。

ここまではその他の通常のサービスと全く変わりませんが、スマホに専用アプリをダウンロードすると、上記の他にも、両替や海外送金をはじめとした様々なサービスを利用できます。



そして、Revolutでは、以下の3つのプランを用意しています。

・スタンダード会員(0円)
・プレミアム会員(980円/月)
・メタル会員(1,800円/月)



各プランの特徴を、以下にまとめます。

項目スタンダード会員プレミアム会員メタル会員
会費0 JPY/月980 JPY/月1,980 JPY/月
両替限度額750,000 JPY相当まで無制限無制限
海外ATM引出限度額25,000 JPYまで/月50,000 JPYまで/月100,000 JPYまで/月
海外送金
ワンタイムバーチャルカード
グローバルエクスプレス配送×
優先カスタマーサポート×
LoungeKeyパスへのアクセス××
無料空港ラウンジパスなし遅延した場合、本人含め2名まで無料ラウンジの利用遅延した場合、本人含め4名まで無料ラウンジの利用

これらのうち、特に重要な両替・ATM引出し・海外送金について説明します。

手数料無料で両替できる!

通常、ある通貨から別の通貨に外貨両替する際は、為替手数料が発生します。

その為替手数料が両替する金融機関の利益になるわけですが、「Revolut」であれば完全無料です!



ただし、以下に示す条件を満たした場合のみ、手数料が無料となります。

ニューヨーク時間の日曜日18:00からニューヨーク時間の金曜日17:00まで

逆に、上記の時間帯以外(週末)であれば、1%の為替手数料が発生します。



スタンダード会員では、月に75万円までという上限額が設けられていますが、プレミアム・メタル会員は無制限です!



ちなみに、冒頭で説明した「WISE」でさえも約0.6%の手数料が発生しますが、「Revolut」ではこの手数料が一切かかりません!

【参考】1,000,000 JPYの送金で約6,000 JPY(=約0.6%)の手数料(WiseのHPより)



ちなみに、私の場合、まとまった金額を短い期間で海外証券口座へ資金移動したかったので、1つ上のプレミアム会員に登録しています。

プレミアム会員になっても、すぐに解約することができるのですごく便利です!

世界中どこでも引出し可能!

VisaあるいはMastercardが使えるATMでは、海外のすべての端末から現金を引き出すことができます!
(ただし、一部のATMでは手数料が請求されるのでご注意ください)

日本国内の場合は、「イオン銀行」のATMのみとなっています!



海外旅行の際も、現地に着く前に「Revolut」内で両替をしておいて、現地に着いてATMで引き出せば、空港等で両替するよりも圧倒的に安いです!



ちなみに、海外のATMで引き出す際に、「両替あり(with conversion)」「両替なし(without conversion)」と表示される場合があります。

その際は、必ず「両替なし(without conversion)」と選択してください!

両替ありを選択すると、Revolut内に入っている円を現地通貨に自動で両替してくれますが、この時に適用される為替レートはかなり悪いです!

海外ATMを利用する場合は、渡航前に必ず両替をしておいて、現地通貨で引き出すことを覚えておくことが大切です!



ただし、会員によって上限額があるのでご注意ください。

Revolutユーザーであれば全世界に送金可能!

ユーザー間であれば、無料で即送金することができます。

つまり、世界中どこでも無料送金可能ということです。



海外の金融機関等に送金する場合は、各プランによって異なります!

項目スタンダード会員プレミアム会員メタル会員
送金限度額750,000 JPY相当まで無制限無制限
RevolutのHPより

上記の限度額を超えて送金すると、送金額の0.5%の送金手数料が発生します。

両替に加えて、送金においてもスタンダート会員であれば月額75万円までと設定されています。

急ぎでなければ、スタンダード会員でも問題ないと思いますが、そうでなければプレミアム会員以上をおススメします!

ちなみに、国内の金融機関等に送金するの場合、各プランによって無料枠が設定されています。

項目スタンダード会員プレミアム会員メタル会員
送金限度額1,000,000JPYまで/月1,000,000JPYまで/月1,000,000JPYまで/月
国内送金回数月5回まで無料月10回まで無料月15回まで無料
RevolutのHPより

上記の限度額および回数を超えて送金すると、送金額の2%の送金手数料が発生します。

いずれにせよ、為替手数料や送金手数料が発生する際は、手数料が画面に表示されるので注意して見てください!



ちなみに、Revolutの概要や登録・送金方法などは以下の記事でまとめています。

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また、冒頭でも少し触れましたが、海外移住後も資産運用を行う場合、海外の証券口座へ資金移動する必要があります。

それは、ほとんどの日本の証券口座(楽天証券やSBI証券など)は「非居住者」になった時点で、原則として取引をすることができないからです。

そこで、海外証券口座へ海外送金する必要が出てくるのですが、「Revolut」を使えば送金手数料自体が完全無料ということになるのです。

これらの詳しい方法については、以下の記事でまとめているので確認してみて下さい。

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その他の海外送金方法

参考までに、WISEやRevolut以外の金融機関を使った海外送金手数料をご紹介します。



ちなみに、整理しておくと海外送金をする場合、以下の4つの手数料が発生します。

■ 送金手数料…送金時に発生する手数料(送金を依頼する側の銀行)
■ 中継手数料…送金側から受取側の金融機関を仲介銀行が存在する場合に発生する手数料
■ 為替手数料…為替レートに上乗せされる手数料
■ 受取手数料…受取人が海外銀行で受取時に支払う手数料(送金を受取る側の銀行)



これらの手数料は、独自で各金融機関で設定されています。

日本国内で海外送金できる金融機関は数多く存在しますが、その中でも安価な金融機関を3つ紹介します。

SMBC信託銀行では、送金手数料が3,500円で比較的安価です。

送金上限額は500万円ですので、ある程度まとまった金額を送金することができます。

ただし、月の平均残高が50万円以上なければ、口座維持手数料が発生するので注意が必要です。

三井住友銀行では、送金手数料は8,500円とその他2つの銀行より高いです。

送金上限額は300万となっています。

SMBC信託銀行と違って、口座維持手数料は無料ですね。

最後は、楽天銀行です。

楽天銀行の送金手数料は750円と最も安いです。

ただし、送金上限額が1回あたり100万円となっていて、さらに年縛りがあり500万円/年までしか送金することができないのがネックになっています。

海外送金額に応じた手数料一覧

最後の章では、WISEとRevolut、そして前章で紹介した3つの金融機関の手数料を比較したいと思います。

これからお見せする手数料一覧表は、以下に示す前提条件で作成しました。

■ 海外の銀行口座は保有していることが前提
■ 全ての手続きをネットで完結できることが前提
■ 送金、中継、為替手数料の合計を表示
■ 送金通貨は円、受取通貨はアメリカドル
■ 送金額は10万円から1,000万円までで計算



各金融機関の手数料算定時の条件はコチラです。

【Revolut】
・無料会員では月に75万円までしか送金できない。
・そのため、100万円以上を送金するためには有料会員になる必要がある。
・したがって、100万円以上の送金では有料会員(プレミアム会員)の会費980円/月を計上    

【WISE】
・1回あたり100万円まで
・200万円は2回、500万円は5回、1,000万円は10回に分けて送金するものとして試算

【SMBC信託銀行】
・1回あたり500万円まで
・1,000万円は2回に分けて送金するものとして試算

【三井住友銀行】
・1回あたり300万円まで
・500万円は、300万円×1回+200万円×1回
・1,000万円は、300万円×3回+100万円×1回に分けて送金するものとして試算

【楽天銀行】
・1回あたり100万円まで
・200万円は、100万円×1回、500万円は、100万円×5回、1,000万円は、100万円×10回に分けて送金するものとして試算



これらの条件を基に作成した手数料一覧表はコチラです。

この表を見れば、送金額にかかわらず「Revolut」が圧勝!ということになりますね。

次に安いのが「WISE」。1,000万では約5万5千円かかりますが、その他3つの金融機関と比べれば安いことが分かります。



その他の金融機関は団栗の背比べということで、あまり変わりませんね。

ということで、私が出した結論がコチラです。

・ 基本的には、Revolutを利用することが好ましい。
・ ただし、Revolut未対応の通貨だった場合、WISEを利用するなど使い分けをすると良い。
・ 急ぎの場合は、手続きが早いWISEがおススメ。



それぞれ一長一短ありますが、基本的には完全無料であるRevolutを使う事を強くお勧めします。

ただし、通貨未対応の場合もありますので、その場合はWISEを使ったほうが良いでしょう。

また、送金手続き自体はRevolutは、WISEと比べると少し遅い印象があるので、お急ぎの方はWISEがベターだと思います!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

海外移住などをする際は、海外にお金を送金するのにめちゃくちゃ悩むと思います。

そして、海外送金はできるだけ手数料が安い方がいいですよね!



RevolutやWISEの登録方法は非常に簡単なので、1日でできちゃいます!

この記事を読んだらすぐに登録してみましょう!(もちろん無料です)



今回の記事では、海外送金サービスで有名な「WISE」と「Revolut」徹底比較しました!

それでは、またお会いしましょう!

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この記事を書いた人

30代夫婦+子供の3人家族でマレーシア、クアラルンプールに在住丨29歳でコーストFIRE達成⇒大手ゼネコン退職⇒22/12に現採でマレーシア移住🇲🇾丨海外在住者向けの投資情報を発信💹 |YouTube&ブログ運営📚丨■ X(旧Twitter) : https://twitter.com/ecofamiii ■インスタ: http://onl.bz/WRv7zY

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